文字列の結合
複数の列や固定の文字をつないで、1 つの列にします。都道府県と市区町村を 1 本の住所にする、といった使い方です。
分析プロジェクトとの違い
| 見るところ | SQLビルダー | 分析プロジェクト |
|---|---|---|
| 区切り文字 | ない(詰めてつながる) | ある |
| もとの列を結果から消す | ない | ある |
| つなげる列の型 | 文字列の列だけ | 文字列・数値・日付・日付時刻・時刻 |
| 要素の数 | 2 つ以上 | いくつでも |
区切り文字を入れたいときは、固定文字の要素を足してください。 市区町村 と 番地 の間に - を入れるなら、要素を「列・固定文字・列」の 3 つにします。
文字列でない列をつなぎたいときは、先に列の型変更で文字列にしてください。
入出力
| ポート | 内容 |
|---|---|
| 入力データ | データ |
| 出力データ | データ |
設定項目
フォームの見出しの並び — 「結果の挿入先を設定」 → 「結合する要素の設定」。条件によって出ない見出しもあります。
- 結果の挿入先を設定
- 新規列に挿入(既定)か既存列に上書き。
- 新規列名を入力
- 「新規列に挿入」のときに出ます。つないだ結果を入れる列の名前。
- 列を選択必須
- 「既存列に上書き」のときに出ます。結果の書き戻し先で、つなぐ元ではありません。文字列の列だけ選べます。
- 要素
- つなぐものを上から順に並べます。2 つ以上必要です。
- 固定文字を結合する
- 要素ごとの設定です。off なら列、on なら決まった文字をつなぎます。
- 列を選択(要素)必須
- 「固定文字を結合する」が off のときに出ます。文字列の列だけ選べます。
- 値を入力必須
- 「固定文字を結合する」が on のときに出ます。全行に同じ文字が入ります。
空欄があるとき
つないだ要素のどれかが空欄のときの結果は、つなぎ先のデータベースが決めます。 空欄を飛ばして残りをつなぐデータベースもあれば、結果ごと空欄になるデータベースもあります。
結果をそろえたいときは、手前に欠損値処理を置いて空欄を埋めてください。
生成される SQL
PostgreSQL につないで、都道府県 と 市区町村 をつないだ場合です。
SELECT "都道府県", "市区町村", CONCAT("都道府県", "市区町村") AS "住所"FROM "customers"固定文字を挟むと、その位置に '文字' が入ります。
CONCAT("市区町村", '-', "番地") AS "住所"エラーと対処
どのエラーも、設定を直してノードを実行し直せば消えます。
新しい列の名前が空
「新規列に挿入」を選んで名前を入れずに実行すると出ます。
列名を入力してください
直し方 — 列名を入れてください。
上書き先の列が選ばれていない
「既存列に上書き」を選んで列を選んでいないと出ます。
列を選択してください
直し方 — 書き戻し先の列を選んでください。
上流にない列が選ばれている
前のノードで列が消えたあとに実行すると出ます。
存在しない列が選択されています
直し方 — 要素の列を選び直してください。
入力がつながっていない
前のノードがつながっていないと出ます。
カラムが選択されていません。条件を確認してください
直し方 — 入力にノードをつないでください。
要素が 1 つしかない
要素を 2 つ以上並べていない場合です。翻訳された文言はなく、英語のまま出ます。
conditions is required at least 2 item.
直し方 — 要素を 2 つ以上足してください。
よく使う例
1. 住所を 1 本にする
お題 — 分かれている住所をつなぎたい
入力 — 都道府県 市区町村 番地(いずれも文字列)
設定 — 新規列に挿入 → 住所、要素に 3 列
出力 — 住所
2. 区切り記号を入れる
お題 — 東京都-新宿区 のようにハイフンでつなぎたい
入力 — 都道府県 = 東京都、市区町村 = 新宿区(いずれも文字列)
設定 — 要素を 3 つにして、1 つ目に 都道府県、2 つ目に「固定文字を結合する」で -、3 つ目に 市区町村
出力 — 東京都-新宿区
3. 接頭辞を付ける
お題 — 社内コードに NH- を付けたい
入力 — 社内コード(文字列。0001)
設定 — 1 つ目の要素を固定文字 NH-、2 つ目を 社内コード
出力 — NH-0001 のような文字列
4. 数値の列をつなぐ
お題 — 年と月の数値を 1 本の文字列にしたい
入力 — 年 = 2026、月 = 4(いずれも数値)
設定 — 手前に列の型変更で 年 と 月 を文字列にしてから、要素に「年 / 固定文字 - / 月」を並べる
出力 — 2026-4
5. つないだ列をキーにする
お題 — 店舗と商品の組をキーにして集計したい
入力 — 店舗 商品(いずれも文字列)
設定 — この機能で 店舗商品 を作り、データ集計のキー列に使う
出力 — 組ごとの集計