条件で行を絞り込み
条件に当てはまる行だけを残します。データベース側で絞るので、nehan に取り込む量を減らすのに最も効くノードです。
分析プロジェクトとの違い
| 見るところ | SQLビルダー | 分析プロジェクト |
|---|---|---|
| 比較タイプ | 列の型ごとに 5〜11 種類 | 型と日付の単位ごとに細かく分かれる |
| 日付の単位(年・月・曜日など) | ない | ある |
| 範囲指定(始点と終点) | ない | ある |
| 既存列を条件値にする | ない | ある |
| 条件に一致しないデータを残す | ない | ある |
| 条件の接続 | AND / OR | AND / OR |
| パーティション列 | 専用の型がある | ない |
入出力
| ポート | 内容 |
|---|---|
| 入力データ | データ |
| 出力データ | データ |
設定項目
- フィルタ条件
- 条件を足していきます。1 つの条件は下の 3 つからできています。
- 対象列を選択必須
- 条件を当てる列。選んだ列の型で、次の比較タイプの顔ぶれが変わります。
- 比較タイプを選択必須
- 下の選べる比較タイプを参照。
- 値を入力必須
- 比べる相手。「いずれかに等しい」「いずれとも等しくない」のときは値を入力してエンターに変わり、複数入れられます。欠損値を見る 2 つでは出ません。
- 条件の接続方法を選択
- AND(既定)か OR。条件が 2 つ以上あるときだけ出ます。AND と OR を混ぜることはできません。
選べる比較タイプ
比較タイプごとの一覧
| 比較タイプ | 文字列の列 | パーティション列 | ほかの列 |
|---|---|---|---|
| 等しい(=) | ○ | ○ | ○ |
| 等しくない(!=) | ○ | × | ○ |
| いずれかに等しい(in) / いずれとも等しくない(not in) | ○ | × | ○ |
| 欠損値を含まない / 欠損値を含む | ○ | × | ○ |
| より小さい(<) / 以下(<=) / より大きい(>) / 以上(>=) | × | ○ | ○ |
| 文字を含む / 文字を含まない | ○ | × | × |
| [条件値]から始まる(starts_with) / [条件値]で終わる(ends_with) | ○ | × | × |
| 正規表現にマッチ | ○ | × | × |
パーティション列は、BigQuery のようにテーブルが日付などで分割されているときに出る専用の列です(_TABLE_SUFFIX / _PARTITIONTIME)。ここを絞ると、データベースが読むかたまり自体が減ります。
生成される SQL
条件が WHERE になります。PostgreSQL につないだ場合です。
SELECT "売上", "店舗", "日付"FROM "orders"WHERE ("売上" > 100000 AND ("店舗" LIKE '%渋谷%'))比較タイプごとの書かれ方です。
| 比較タイプ | PostgreSQL での形 |
|---|---|
| 文字を含む | ("列" LIKE '%値%') |
| 文字を含まない | NOT ("列" LIKE '%値%') |
| [条件値]から始まる(starts_with) | ("列" LIKE '値%') |
| [条件値]で終わる(ends_with) | ("列" LIKE '%値') |
| 正規表現にマッチ | ("列" ~ '値') |
| 欠損値を含む / 含まない | "列" IS NULL / "列" IS NOT NULL |
| いずれかに等しい / いずれとも等しくない | "列" IN (値1,値2) / "列" NOT IN (値1,値2) |
| 等しくない(!=) | "列" <> 値 |
LIKE や正規表現の書き方はデータベースによって変わります。
日付・日付時間の列に入れた値は、関数で包まれてから埋め込まれます。 PostgreSQL では 2026-04-01 と入れると to_timestamp('2026-04-01', 'YYYY/MM/DD HH24:MI:SS') になります。SQLプレビューで入れたままの文字が見当たらないのはこのためで、間違いではありません。
エラーと対処
どのエラーも、設定を直してノードを実行し直せば消えます。
列が選ばれていない
比較タイプだけ選んで列を選んでいない条件があると出ます。
列を選択してください
直し方 — 対象列を選ぶか、その条件を削除してください。
上流にない列が選ばれている
前のノードで列が消えたあとに実行すると出ます。
存在しない列が選択されています
直し方 — 対象列を選び直してください。
入力がつながっていない
前のノードがつながっていないと出ます。
カラムが選択されていません。条件を確認してください
直し方 — 入力にノードをつないでください。
よく使う例
1. 期間で絞る
お題 — 今期のデータだけ見たい
入力 — 受注日(日付)
設定 — 条件 1「受注日 以上 2026-04-01」、条件 2「受注日 以下 2027-03-31」、接続は AND
出力 — その期間の行だけ
2. 取り込む前に件数を減らす
お題 — 1 億行のテーブルから必要な店舗だけ取りたい
入力 — 店舗コード 売上(1 億行)
設定 — 「店舗コード いずれかに等しい 001 002」
出力 — 2 店舗分だけ。データソース化するで取り込む量が減ります
3. 欠損の行を外す
お題 — 顧客ID が空の行を落としたい
入力 — 顧客ID(空欄あり)売上
設定 — 「顧客ID 欠損値を含まない」
出力 — 顧客ID が入っている行だけ
4. キーワードで探す
お題 — 商品名に 限定 が入っているものだけ見たい
入力 — 商品名(文字列)
設定 — 「商品名 文字を含む 限定」
出力 — 該当する行だけ
5. パーティションで読む量を減らす
お題 — BigQuery の日付分割テーブルから 1 か月分だけ読みたい
入力 — 日付で分割されたテーブル(_TABLE_SUFFIX を持つ)
設定 — _TABLE_SUFFIX に「以上 20260401」「以下 20260430」
出力 — 1 か月分。読まれるかたまりが減るので、課金額も下がります
6. どちらかに当てはまる行を残す
お題 — 高額か、要注意フラグが立っているものを見たい
入力 — 売上(数値)フラグ
設定 — 条件 1「売上 以上 1000000」、条件 2「フラグ 等しい 1」、接続は OR
出力 — どちらかに当てはまる行