カーネル密度推定
値の分布をなめらかな曲線で表します。 ヒストグラムは区切り方で見え方が変わりますが、こちらは区切りに依存せず分布の形を見られます。
入出力
| ポート | 内容 |
|---|---|
| 入力データ | データ |
| 出力データ | データ |
Spark エンジンでは動きません。
出力の形
行の数は変わりません。 1 行ごとに、その行の値の密度が入ります。
| 処理タイプ | 出力の列 |
|---|---|
| 一次元の密度を推定 | 選んだ列 / 密度 の 2 列 |
| 二次元の密度を推定 | x 軸の列 / y 軸の列 / 密度 の 3 列 |
密度 は「その値のあたりにどれくらいデータが集まっているか」 です。合計が 1 になる値ではありません。大小を比べるために使います。
設定項目
- 処理タイプを選択
- 一次元の密度を推定(既定)か二次元の密度を推定。
- 処理対象列を選択必須
- 一次元の密度を推定のときに出ます。数値の列だけ選べます。1 列だけです。
- 処理対象列を選択(x軸)必須
- 二次元の密度を推定のときに出ます。数値の列だけ選べます。
- 処理対象列を選択(y軸)必須
- 二次元の密度を推定のときに出ます。数値の列だけ選べます。
なめらかさの設定はありません。 曲線の幅はデータから自動で決まります。
一次元と二次元
| 処理タイプ | 分かること |
|---|---|
| 一次元 | 1 つの値がどのあたりに集まっているか |
| 二次元 | 2 つの値の組がどのあたりに集まっているか |
二次元は「価格と数量の組がどこに固まっているか」のような見方ができます。
エラーと対処
処理対象列に欠損値がある
欠損があると計算できません。 選んだ列に 1 つでも空欄があると出ます。
処理対象列に欠損値が含まれています。欠損値を除外するか補完してください。
直し方 — 欠損値処理で欠損のある行を落としてください。
処理対象列に数値以外がある
処理対象列に数値型以外のデータが含まれてます。型変換をするか、数値型以外の列を除去してください。
直し方 — 列の型変更で数値にするか、その列を外します。
列を選ばずに実行した
処理対象列を選択(二次元なら x 軸・y 軸のどちらか)が空のまま実行したときに出ます。前の処理で列名が変わり、選んでいた列が入力データからなくなったときにも同じメッセージです。
対象の列が選択されていません。
直し方 — 列を選び直してください。
よく使う例
1. 金額の分布を見る
購入金額がどのあたりに集まっているかを知りたいとき。
入力
| 顧客 | 金額 |
|---|---|
| C-1 | 1200 |
| C-2 | 1500 |
| C-3 | 9800 |
設定
| 設定項目 | 値 |
|---|---|
| 処理タイプを選択 | 一次元の密度を推定 |
| 処理対象列を選択 | 金額 |
出力 — 金額 と 密度 の 2 列になります(顧客 は落ちます)。
| 金額 | 密度 |
|---|---|
| 1200 | 0.0000708 |
| 1500 | 0.0000714 |
| 9800 | 0.0000406 |
金額 を横軸、密度 を縦軸にした折れ線グラフで分布の形が見えます。
2. 山が 2 つあるか確かめる
顧客層が 2 つに分かれていないかを疑っているとき。
入力 — 例 1 と同じ(件数が多いもの)
設定 — 例 1 と同じ
出力 — 折れ線に山が 2 つ見えれば、層が分かれています。金額の昇順に並べ替えてからグラフにしてください。
3. 2 つの値の関係を見る
価格と数量の組がどこに集中しているかを見たいとき。
入力
| 価格 | 数量 |
|---|---|
| 1200 | 2 |
| 1500 | 1 |
設定
| 設定項目 | 値 |
|---|---|
| 処理タイプを選択 | 二次元の密度を推定 |
| 処理対象列を選択(x軸) | 価格 |
| 処理対象列を選択(y軸) | 数量 |
出力 — 価格 数量 密度 の 3 列になります。散布図で 密度 を点の色や大きさに割り当てると、集中しているところが分かります。
4. ほかの列も一緒に残す
分布を見たあとで、顧客の属性と突き合わせたいとき。
入力 — 例 1 と同じ
設定 — このノードの出力を、元のデータとキー列を指定する結合で 金額 をキーにつなぎ直します。
出力 — 密度 が元の表に戻ります。同じ金額の行が複数あると行が増えるので、キーの重複に注意してください。