値を列に挿入
すべての行に同じ値が入った列を追加します。取り込み元を示す区分を付ける、処理日を入れる、集計用の固定値を置く、といった使い方をします。
行ごとに値を変えたいときは条件に応じて値を列に挿入を使ってください。
入出力
| ポート | 内容 |
|---|---|
| 入力データ | データ |
| 出力データ | データ |
Spark エンジンでも動きます。
設定項目
- 新規列名必須
- 追加する列の名前。
- 列の型を選択必須
- 文字列 / 数値 / 日付 / 日付時間 / 時間のいずれか。既定は文字列です。
- 値を入力(入力なしで空文字)
- 全行に入れる値。空のままにすると、選んだ型の列ができて中身は全行が空欄(欠損値)になります。空のままでも型に合わないというエラーにはなりません。
挿入設定は複数作れます。 1 つのノードで何列でも追加できます。
型と値の書き方
選んだ型に合わない値を入れるとエラーになります。
| 型 | 書き方 | 例 |
|---|---|---|
| 文字列 | そのまま | 東京支店 |
| 数値 | 数字だけ | 100、1.5 |
| 日付 | YYYY-MM-DD | 2024-01-01 |
| 日付時間 | YYYY-MM-DD HH:MM:SS | 2024-01-01 00:00:00 |
| 時間 | HH:MM:SS | 09:00:00 |
表に挙げた形以外でも、2024/1/1 のように区切りが / の日付は読めます。読める形かどうかは入れてみるまで分からないので、表の形で入れるのが確実です。
既にある列名は使えない
同じ名前の列が既にあると、エラーで止まります。 元の列が上書きされることも、番号を付けた別の列が増えることもありません。
1 つのノードの中で挿入設定を 2 つ作り、同じ新規列名を書いたときも同じです。
既にある列の値を書き換えたいときは条件に応じて値を列に挿入の「既存列に上書き」を使ってください。
エラーと対処
新規列名が既にある
追加しようとした名前の列が、入力データに既にあるとき。
新規列名(
{{new_col}})が既存の列名と重複しています。
{{new_col}} のところには、入力した新規列名がそのまま出ます。
直し方 — 別の名前を付けてください。既にある列を書き換えたいときは条件に応じて値を列に挿入です。
日付として読めない
型に日付・日付時間・時間を選び、その形式でない値を入れたとき。
日付が認識できません。日付型なら 2020-01-01、日付時間型なら 2020-01-01 00:00:00 の形式で入力してください。
直し方 — メッセージにある形式で入れ直してください。読めないのは 2024年1月1日 や R6.1.1 のような和文・和暦の書き方や、12345 のような数字だけの値です。2024/1/1 や 20240101 は読めます。
数値として読めない
型に数値を選び、数字でない値を入れたとき。
数値に変換できませんでした。
直し方 — カンマや単位を外して、数字だけを入れてください。1,000円 ではなく 1000 です。
扱える範囲の外の日付
型に日付・日付時間・時間を選び、nehan が扱える範囲から外れた日付を入れたとき。
nehanで扱える範囲の外の日付が含まれています。 ・日付型: 1677-09-22 ~ 2262-04-11 ・日付時間型: 1677-09-21 00:12:44 ~ 2262-04-11 23:47:16 対象の列に範囲外のデータがある場合は範囲内に収まるように変換してください。
直し方 — メッセージにある範囲に収まる日付を入れてください。範囲の外の日付を残したいなら、型を文字列にします。
よく使う例
1. データの出どころを記録する
お題 — 複数のファイルを縦に結合する前に、どれが元かを残したい
入力 — 店舗 A のファイルから読んだ 商品 売上
設定 — 新規列名 出所、型は文字列、値 店舗A
出力 — 全行に 店舗A が入った列が増える。単純な縦結合でまとめたあとも元が分かる
2. 集計用の固定値を置く
お題 — 件数を数えるために、全行に 1 が入った列が欲しい
入力 — 店舗 売上
設定 — 新規列名 件数、型は数値、値 1
出力 — 全行に 1 が入った 件数 列が増える。データ集計で合計すると件数になる
3. 空の列を用意する
お題 — あとで値を入れる列の枠だけ先に作りたい
入力 — 顧客ID 氏名
設定 — 新規列名 備考、型は文字列、値は空のまま
出力 — 全行が空欄の 備考 列が増える
4. 基準日を入れる
お題 — 経過日数を計算するための基準日が欲しい
入力 — 受注日
設定 — 新規列名 基準日、型は日付、値 2024-04-01
出力 — 日付型の列が増える。日付どうしの引き算に使える
5. 複数の列をまとめて足す
お題 — 区分・担当・処理日の 3 列を一度に足したい
入力 — 注文ID 金額
設定 — 挿入設定を 3 つ作る
出力 — 区分 担当 処理日 の 3 列が一度に増える