日付要素の切り出し
日付から年・月・曜日などを取り出して、別の列にします。月別に集計する、曜日ごとの傾向を見る、祝日かどうかで分ける、といった使い方をします。
入出力
| ポート | 内容 |
|---|---|
| 入力データ | データ |
| 出力データ | 切り出した列を加えたデータ |
Spark エンジンでも動きます。
行の数と並び順は変わりません。設定を足した数だけ列がいちばん右に増え、元の日付列はそのまま残ります。上書きはできません。
設定項目
設定
切り出しの組です。いくつでも足せます。 1 つのノードで、年・月・曜日をまとめて作ったり、別々の日付列から切り出したりできます。
- 結果を挿入する新規列名を入力必須
- 切り出した値を入れる列の名前。すでにある列や他の設定で使った名前と重なるとエラーになります。
- 処理対象列を選択必須
- 日付型・日付時間型・時間型の列だけ選べます。設定ごとに別の列を選べます。
- 切り出し要素を選択
- 何を取り出すか。選んだ列の型によって選択肢が変わります(切り出せる要素)。
切り出せる要素
選べる数は、日付型が 9 種類、日付時間型が 18 種類、時間型が 5 種類です。
日付型の列から切り出せるもの(9 種類)
元の値が 2024-04-15 のときの結果です。最初は「月初」が選ばれています。
| 切り出し要素 | 結果の型 | 結果 |
|---|---|---|
| 月初 | 日付 | 2024-04-01 |
| 月末 | 日付 | 2024-04-30 |
| 年-月 | 文字列 | 2024-04 |
| 月-日 | 文字列 | 04-15 |
| 年 | 数値 | 2024 |
| 月 | 数値 | 4 |
| 日 | 数値 | 15 |
| 曜日 | 文字列 | 月 |
| 祝日フラグ | 数値 | 0 |
日付時間型の列から切り出せるもの(18 種類)
元の値が 2024-04-15 13:05:07.25 のときの結果です。最初は「年-月-日」が選ばれています。
| 切り出し要素 | 結果の型 | 結果 |
|---|---|---|
| 年-月-日 | 日付 | 2024-04-15 |
| 月初 | 日付 | 2024-04-01 |
| 月末 | 日付 | 2024-04-30 |
| 年-月 | 文字列 | 2024-04 |
| 月-日 | 文字列 | 04-15 |
| 年 | 数値 | 2024 |
| 月 | 数値 | 4 |
| 日 | 数値 | 15 |
| 年-月-日 時 | 文字列 | 2024-04-15 13 |
| 年-月-日 時:分 | 文字列 | 2024-04-15 13:05 |
| 時:分:秒 | 時間 | 13:05:07.25 |
| 時:分 | 文字列 | 13:05 |
| 分:秒 | 文字列 | 05:07.25 |
| 時 | 数値 | 13 |
| 分 | 数値 | 5 |
| 秒 | 数値 | 7.25 |
| 曜日 | 文字列 | 月 |
| 祝日フラグ | 数値 | 0 |
時間型の列から切り出せるもの(5 種類)
元の値が 13:05:07.25 のときの結果です。最初は「時:分」が選ばれています。
| 切り出し要素 | 結果の型 | 結果 |
|---|---|---|
| 時:分 | 文字列 | 13:05 |
| 分:秒 | 文字列 | 05:07.25 |
| 時 | 数値 | 13 |
| 分 | 数値 | 5 |
| 秒 | 数値 | 7.25 |
月初・月末はその月の 1 日・最終日で、結果は日付型です。月単位でグラフの軸にしたいときに使います。
秒は小数を含みます。13:05:07.25 なら 7.25 です。小数を落としたいときは数値列の丸めを続けてください。
曜日は「月」「火」「水」「木」「金」「土」「日」の 1 文字の文字列です。この文字は処理の中で決まっているので、画面の表示言語を変えても同じです。文字列なので並べ替えると月曜から日曜の順にはならず、別の順になります。
祝日フラグは、祝日なら 1、そうでなければ 0 の数値です。空欄の日付は 0 になります。
元の値が空欄の行は、結果も空欄になります(祝日フラグだけは 0)。
年・月を取り出すか、年-月にするか
| 切り出し要素 | 結果 | 使いどころ |
|---|---|---|
| 年 / 月 | 数値(2024 / 4) | 年だけ・月だけで集計する |
| 年-月 | 文字列(2024-04) | 年月をひとまとめのラベルにする |
| 月初 | 日付(2024-04-01) | 日付型のまま月単位にする |
グラフの時系列の軸に使うなら「月初」が扱いやすいです。日付型のままなので正しい順に並びます。「年-月」は文字列なので、並び順は文字をそのまま比べた順になります。
「日付の丸め」との違い
日付の丸めでも月単位・週単位にまとめられますが、使い分けは次のとおりです。
| 見るところ | 日付要素の切り出し | 日付の丸め |
|---|---|---|
| 何をするか | 日付の一部を取り出す | 日付を区切りの先頭に寄せる |
| 1 ノードで作れる列 | いくつでも | 1 つ |
| 月単位にしたとき | 「月初」で日付型(2024-04-01) | 「日→月に丸める」で日付型(2024-04-01。切り出しの「月初」と同じ結果) |
| 週単位 | できない | 「日→週に丸める」で文字列(2024年04月第3週) |
| 四半期・半期・年度・年代 | できない | できる(いずれも文字列) |
月単位にするだけなら、どちらでも同じ結果になります。週・四半期・半期は切り出しにないので、日付の丸めを使ってください。
エラーと対処
対象の列が選択されていない
処理対象列が空のまま実行したとき。
対象の列が選択されていません。
直し方 — 列を選んでから実行してください。
対象の列が見つからない
前の処理で列名が変わった、または列が消えたとき。
対象の列が存在しません。
直し方 — 列を選び直してください。
新規列名が既にある
すでにある列、または他の設定で作る列と同じ名前を入れたとき。
新規列名(
{{new_col}})が既存の列名と重複しています。
直し方 — 設定ごとに違う名前にしてください。
よく使う例
1. 月別に集計する
お題 — 売上を月ごとにまとめたい
入力
| 日付 | 売上 |
|---|---|
| 2024-04-03 | 1000 |
| 2024-04-28 | 1500 |
| 2024-05-02 | 800 |
設定
| 設定項目 | 値 |
|---|---|
| 結果を挿入する新規列名を入力 | 月 |
| 処理対象列を選択 | 日付 |
| 切り出し要素を選択 | 月初 |
出力 — 2024-04-01 / 2024-04-01 / 2024-05-01 の日付型。データ集計でこの列をキーにします。
2. 曜日ごとの傾向を見る
お題 — 曜日によって売上が違うかを見たい
入力 — 日付(日付型)と売上が入ったデータ
設定
| 設定項目 | 値 |
|---|---|
| 結果を挿入する新規列名を入力 | 曜日 |
| 処理対象列を選択 | 日付 |
| 切り出し要素を選択 | 曜日 |
出力 — 月 火 …の文字列。データ集計のキーにできます。
3. 祝日の売上を別に見る
お題 — 祝日とそれ以外で売上を分けたい
入力 — 日付(日付型)と売上が入ったデータ
設定
| 設定項目 | 値 |
|---|---|
| 結果を挿入する新規列名を入力 | 祝日 |
| 切り出し要素を選択 | 祝日フラグ |
出力 — 1 / 0 の数値。合計すれば祝日の日数が出ます。
4. 時間帯ごとのアクセス数を見る
お題 — 何時台にアクセスが多いかを見たい
入力
| アクセス日時 |
|---|
| 2024-04-15 13:05:07 |
| 2024-04-15 13:48:22 |
設定
| 設定項目 | 値 |
|---|---|
| 結果を挿入する新規列名を入力 | 時 |
| 処理対象列を選択 | アクセス日時 |
| 切り出し要素を選択 | 時 |
出力 — 13 / 13 の数値。
5. 年と月を別々の列にする
お題 — 年と月を別の列に分けて、年ごと・月ごとの両方で見たい
入力 — 日付(日付型)が入ったデータ
設定 — 設定を 2 つ作ります。
| 設定 | 結果を挿入する新規列名を入力 | 切り出し要素を選択 |
|---|---|---|
| #1 | 年 | 年 |
| #2 | 月 | 月 |
出力 — 年 が 2024、月 が 4 の数値列として 2 つ増えます。
6. 締め日に使う月末の日付を出す
お題 — その月の最終日を締め日として持たせたい
入力 — 計上日(日付型)が入ったデータ
設定
| 設定項目 | 値 |
|---|---|
| 結果を挿入する新規列名を入力 | 締め日 |
| 処理対象列を選択 | 計上日 |
| 切り出し要素を選択 | 月末 |
出力 — 2024-04-30 のような日付型。うるう年も含めて、その月の最終日になります。