Skip to content

グラフの描画警告

グラフは表示されるものの、設定が原因で表示に問題がある場合、グラフタイトル左に警告アイコンが点灯します。
アイコンにマウスカーソルを合わせることで、警告メッセージが表示されます。

データ警告

以下は警告の原因となるケースです。


グラフの一部が可視化できていない

表示範囲外にデータが存在する

警告メッセージは設定された軸範囲外のデータが存在しますと表示されます。
グラフオプションので表示範囲を設定している場合、設定された範囲外にデータが存在すると警告が表示されます。
これはグラフ上のデータが一部表示されていないことを認識しない上で分析を行った結果、ミスリードを招く可能性があるためです。

データサイズが大きすぎる

警告メッセージはデータが多すぎるため、10 万行もしくは 50 万セルにサンプリングし、表示していますと表示されます。
グラフ元データが下記条件のいずれかに該当する場合、データが制限に収まるように自動で行がランダムサンプリングされ、一部のデータがグラフに反映されません。

  • 10 万行を超えた
  • 50 万セルを超えた

なお、サイズを計測しているのはあくまでグラフ元データのサイズであり、ビジュアライズ対象データが制限を超えていても、ビジュアライズ機能上の集計機能を用いることで、グラフに反映されるデータサイズを圧縮できる場合があります。

横軸の日付範囲が広すぎる

警告メッセージはグラフ化する期間が長すぎるため、最新日付時間から遡って 5 万(年 or 月 or 日 or 時間 or 秒 or ミリ秒)のみを表示していますと表示されます。
日付グラフモードにて、横軸に表示される日付のポイント数が 5 万を超えた場合、最新日付から遡って 5 万ポイントのみが表示されます。
ここでいうポイント数とは、横軸に並ぶ日付の数のことであり、下記に例を説明します。

横軸内の最小日付横軸内の最大日付横軸の単位ポイント数
2020-01-012020-01-021 日ごと2(日)
2020-01-012020-01-021 時間ごと24(時間)
2020-01-012020-01-021 分ごと1,440(分)
2020-01-012020-01-021 秒ごと86,400(秒)

この例のように横軸の単位の設定はポイント数に大きく影響し、データが少ない場合でも警告が発生する可能性がある点に注意してください。


データの集計が必要

警告メッセージは横軸に設定したデータに対して縦軸に設定したデータが重複しています。集計するチェックを ON にして集計してくださいと表示されます。(縦横軸がないグラフの場合、軸部分の表記が変わります。)
以下に、警告が出る例を説明します。

例 1: 横軸に値が重複

ビジュアライズ対象データ

部署売上
A100
A200
B200
C300

設定

  • グラフタイプ: 縦棒
  • 横軸: 部署
  • 縦軸: 売上
  • 集計: なし

この場合、横軸にAが重複しているため、警告が表示されます。
集計機能を用いて下記の設定に変更することで、警告を解消できます。

  • グラフタイプ: 縦棒
  • 横軸: 部署
  • 縦軸: 売上(合計)
  • 集計: あり

例 2: 凡例に値が重複

ビジュアライズ対象データ

部署売上
A100
A200
B200
C300

設定

  • グラフタイプ: 円
  • 凡例: 部署
  • : 売上
  • 集計: なし

この場合、凡例にAが重複しているため、警告が表示されます。
集計機能を用いて下記の設定に変更することで、警告を解消できます。

  • グラフタイプ: 縦棒
  • 凡例: 部署
  • : 売上(合計)
  • 集計: あり

例 3: 日付の重複(日付グラフモード)

ビジュアライズ対象データ

日付売上
2020-01-05100
2020-01-10200
2020-02-14400
2020-02-20300

設定

  • グラフタイプ: 縦棒
  • 横軸: 日付
  • 横軸の単位: 月ごと
  • 縦軸: 売上
  • 集計: なし

この場合横軸の単位が”月”であるため、横軸には”2020-01”と”2020-02”が表示されます。
しかし、この 2 つの月に対して、それぞれ 2 つの日付が重複しているため、警告が表示されます。
集計機能を用いて下記の設定に変更することで、警告を解消できます。

  • グラフタイプ: 縦棒
  • 横軸: 日付
  • 横軸の単位: 月ごと
  • 縦軸: 売上(合計)
  • 集計: あり