日付グラフモード
日付、日付時間、時間型の列を横軸に設定することで、グラフには自動的に日付グラフモードが適用されます。
このモードを利用するメリットは以下の通りです。
- 横軸日付の途中に欠損があっても自動で補間し、連続した日付を表示できること
- 横軸が日付に特化した表示になり、グラフの見やすさが向上すること
- スライダーオプションを利用して、グラフの日付範囲を簡単に絞り込むことができること
対応機能
下記のグラフタイプで利用できます。
- 縦棒
- 折れ線
- 面
- 棒+線
横軸の自動補間
メリット 1 について、例として下記のようなデータを日付グラフモードで可視化した場合を説明します。
日付 | 売上 |
---|---|
2020-01-01 | 100 |
2020-01-03 | 300 |
2020-01-05 | 500 |
補間された日付のデータは欠損値として扱われ、グラフデータは以下のように欠損値を含むものになります。
横軸の値 | 縦軸の値 |
---|---|
2020-01-01 | 100 |
2020-01-02 | <NA> |
2020-01-03 | 300 |
2020-01-04 | <NA> |
2020-01-05 | 500 |
横軸の単位

横軸をどの日付の要素の単位で表示するかを設定できます。
日ごとのデータであれば日ごと、月ごとのデータであれば月ごとを選択する必要があります。
注意 1: データの増殖
例えば、下記の月次のデータを可視化することを考えます。
横軸の値 | 縦軸の値 |
---|---|
2020-01-01 | 10 |
2020-02-01 | 20 |
2020-03-01 | 30 |
本来は、横軸の単位を月ごとに設定することで、月次のグラフを作成することができます。
しかし、横軸の単位を日ごとにすると、下記のような日次ベースのデータをグラフにしてしまう点に注意してください。
横軸の値 | 縦軸の値 |
---|---|
2020-01-01 | 10 |
2020-01-02 | <NA> |
2020-01-03 | <NA> |
… | … |
2020-02-01 | 20 |
2020-02-02 | <NA> |
2020-02-03 | <NA> |
… | … |
2020-03-01 | 30 |
2020-03-02 | <NA> |
2020-03-03 | <NA> |
… | … |
注意 2: データの重複
例えば、下記の日次のデータを可視化することを考えます。
横軸の値 | 縦軸の値 |
---|---|
2020-01-01 | 10 |
2020-01-02 | 15 |
2020-01-03 | 20 |
… | … |
2020-02-01 | 20 |
2020-02-02 | 15 |
2020-02-03 | 10 |
… | … |
2020-03-01 | 30 |
2020-03-02 | 25 |
2020-03-03 | 30 |
… | … |
本来は、横軸の単位を日ごとに設定することで、月次のグラフを作成することができます。
しかし、横軸の単位を月ごとにすると、下記のように横軸の値に対して縦軸の値が重複してしまい、グラフの描画警告が表示される点に注意してください。
横軸の値 | 縦軸の値 |
---|---|
2020-01 | 10 |
2020-01 | 15 |
2020-01 | 20 |
… | … |
2020-02 | 20 |
2020-02 | 15 |
2020-02 | 10 |
… | … |
2020-03 | 30 |
2020-03 | 25 |
2020-03 | 30 |
… | … |