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SQLビルダーの概要

SQL ビルダーは、SQL を直接記述せずにデータベースからデータを取得するための機能です。
なお、画面構成や操作方法については分析プロジェクトとほぼ同様のため、SQL ビルダーカテゴリ内では差異がある点のみ説明してします。
ここでは、SQL ビルダーの基本的な概念と動作原理について説明します。


基本概念

SQL ビルダーには以下の重要な特徴があります。

データの非保持

SQL ビルダーはデータを nehan に保持しません。
データソース化するノードを実行して初めて nehan にデータが連携されます。

ノードと SQL

各ノードはデータではなく、SQL を保持します。
ノードの設定を変更すると、そのノードが生成する SQL が更新されます。

SQL 構文の生成

各ノードの設定を用いて作成しているのはデータではなく、SQL 構文です。

段階的な SQL 構築

上から下にノードが渡っていくに連れ、SQL クエリが更新されていきます。
前のノードで生成された SQL を基に、次のノードが新しい SQL 句を追加または修正します。


データフローと SQL の生成プロセス

SQL ビルダーでのデータフローは以下のように進行します。

接続情報の設定

まず、データベースへの接続情報を設定します。

テーブル選択

テーブル選択ノードでデータベース内のテーブルを選択します。
このノードは基本的な SELECT 文を生成します。

SQL 構文の段階的構築

  • 列選択ノードでは SELECT 句の列を指定
  • 行フィルタノードでは WHERE 句を追加
  • 結合ノードでは JOIN 句を追加
  • 集計ノードでは GROUP BY 句を追加

SQL の実行と確認

各ノードで生成された SQL を実行し、結果を確認できます。
ただし、この時点ではデータは nehan に保存されません。


SQL ビルダーとデータソースの関係

SQL ビルダーとデータソースの関係は以下のとおりです。

データソースエクスポートによるデータ連携

データソース化するノードを実行することで、SQL の実行結果が nehan のデータソースとして保存されます。

データソースの更新

SQL ビルダーの設定を変更し、再度データソース化するを実行することで、データソースを更新できます。