独立成分分析
入力データ内の複数の数値列を指定した列数に変換し、元のデータよりも少ない列数で、元のデータの情報を保持したままデータを圧縮できます。
また、圧縮後の列情報を解釈するための図(バイプロット)を確認することもできます。
入出力定義
定義 | 内容 | 補足 |
---|---|---|
入力 | データ | |
左出力 | データ | 処理対象列を主成分に変換した結果を出力 |
中出力 | データ | 各成分の固有ベクトルを出力 |
右出力 | データ | 各成分の寄与率を出力 |
ボニートくん | バイプロット |
サンプル
独立成分分析を用いて列数の圧縮を行い自動車のサイズからメーカーの特徴を比較する
- 車重_平均、車体の長さ_平均、車体の幅_平均: これらの特徴を示す大きなベクトルが右上に向かっているため、この方向に位置するメーカー(例: ジャガー、ポルシェ、アルファロメオ)は、平均して重く、長い、そして幅広い車を生産していることを示唆しています。
- 車体の高さ_平均: この特徴を示す小さいベクトルが右に向かっていることから、右側に位置するメーカー(例: メルセデス・ベンツ、アウディ、ボルボ)は、平均して高い車体の車を生産していると考えられます。
- ホイールベースの長さ_平均: 左下に向かうベクトルは、この方向に位置するメーカー(例: シボレー)が平均してホイールベースが短い車を生産していることを示しています。
この解釈により、バイプロット上でメーカーごとに車の特性がどのように異なるかを理解することができます。
例えば、右上に位置するメーカーは大型で重い車を、左下に位置するメーカーは小型でホイールベースが短い車を特徴としています。