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オプションの適用順序

データ調整オプションを複数適用する場合、各オプションの適用順序に注意が必要です。


適用順序

データ調整オプションは、以下の順序で適用されます:

  1. 先頭から行数をスキップし以降を読み込む
  2. 読み込む列を指定する
  3. 各ファイルから読み込む行数を指定する
  4. 1 行目を列名として扱う
  5. データの中に改行が含まれる
  6. 列にフォルダ名を追加する
  7. 列にファイル名を追加する

適用例

例として1 行目を列名として扱うオプションと先頭から行数をスキップし以降を読み込むオプションを組み合わせた場合の挙動について説明します。
これらのオプションが適用される順序は以下のとおりです。

  1. 先頭から行数をスキップし以降を読み込む
  2. 1 行目を列名として扱う

まず行のスキップが行われ、その後にヘッダー処理が行われます。
下記を元の CSV ファイル(example.csv)として扱います。

メモ1,無視,される行
メモ2,無視,される行
メモ3,無視,される行
商品名,価格,在庫数
りんご,100,50
バナナ,150,30
オレンジ,120,25

ケース 1: スキップなし、1 行目を列名として扱う(デフォルト)

設定

  • 先頭から行数をスキップ: 0 行(OFF)
  • 1 行目を列名として扱う: ON

結果

メモ 1無視される行
メモ 2無視される行
メモ 3無視される行
商品名価格在庫数
りんご10050
バナナ15030
オレンジ12025

ケース 2: 3 行スキップ、1 行目を列名として扱う

設定

  • 先頭から行数をスキップ: 3 行
  • 1 行目を列名として扱う: ON

結果

商品名価格在庫数
りんご10050
バナナ15030
オレンジ12025

最初の 3 行(メモ 1〜メモ 3)がスキップされ、4 行目が列名として使用されます。

ケース 3: 4 行スキップ、1 行目を列名として扱う

設定

  • 先頭から行数をスキップ: 4 行
  • 1 行目を列名として扱う: ON

結果

りんご10050
バナナ15030
オレンジ12025

最初の 4 行(メモ 1〜メモ 3 と商品名の行)がスキップされ、5 行目(りんごの行)が列名として使用されます。

ケース 4: 3 行スキップ、1 行目を列名として扱わない

設定

  • 先頭から行数をスキップ: 3 行
  • 1 行目を列名として扱う: OFF

結果

列 1列 2列 3
商品名価格在庫数
りんご10050
バナナ15030
オレンジ12025

最初の 3 行(メモ 1〜メモ 3)がスキップされ、4 行目以降がすべてデータとして扱われます。
列名は自動的に列 1列 2列 3となります。