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データの並び順の仕様

nehan 内に、並べ替えを行うための機能が複数あり、並べ変えの仕様を説明します。


共通の仕様

アルファベットの並べ替え

昇順設定でアルファベット順に並びます。
大文字小文字は区別され、大文字 -> 小文字の順で並びます。

設定並び順
元の並びa -> A -> b -> B
昇順A -> B -> a -> b
降順b -> a -> B -> A

ひらがな、カタカナの並べ替え

昇順設定であいうえお…順に並びます。

設定並び順
元の並びあ -> う -> い
昇順あ -> い -> う
降順う -> い -> あ

漢字、記号の並べ替え

文字それぞれに対して割り当てられている Unicode 順に並びます。

数値の並べ替え

昇順設定で数値の小さい順に並びます。
ただし、これは nehan のデータにおける数値型に対する動作であり、文字列型内の数値を並べ替える場合は、数値を文字として扱う点が異なります。
なお、数値型の列が関与する並べ替え操作(クイックソート、ビジュアライズ機能並べ替え機能等)以外の全機能で、数値を文字として扱い並べ替えを行います。

例 1:数値型列における並べ替え

設定並び順
元の並び1 -> 2 -> 15 -> 10 -> 0
昇順0 -> 1 -> 2 -> 10 -> 15
降順15 -> 10 -> 2 -> 1 -> 0

例 2:文字列型における並べ替え

設定並び順
元の並び1 -> 2 -> 15 -> 10 -> 0
昇順0 -> 1 -> 10 -> 15 -> 2
降順2 -> 15 -> 10 -> 1 -> 0

日付の並べ替え

昇順設定で日付の若い順に並びます。

設定並び順
元の並び2022-01-01 -> 2023-01-01 -> 1998-01-01
昇順1998-01-01 -> 2022-01-01 -> 2023-01-01
降順2023-01-01 -> 2022-01-01 -> 1998-01-01

時間の並べ替え

昇順設定で時間の早い順に並びます。

設定並び順
元の並び03:55:01 -> 23:45:00 -> 12:00:05
昇順03:55:01 -> 12:00:05 -> 23:45:00
降順23:45:00 -> 12:00:05 -> 03:55:01

日付時間の並べ替え

日付と時間の並べ替え仕様に従います。

設定並び順
元の並び2000-01-05 00:00:04 -> 1998-03-06 22:22:30 -> 2010-10-30 05:45:59
昇順1998-03-06 22:22:30 -> 2000-01-05 00:00:04 -> 2010-10-30 05:45:59
降順2010-10-30 05:45:59 -> 2000-01-05 00:00:04 -> 1998-03-06 22:22:30

機能によって異なる仕様

欠損値入の列の並べ替え

欠損値が入ったデータ内の列を並べ替える際、機能によって挙動が異なります。
下記のデータを例に説明します。

名前年齢
A20
B30
C<NA>
D40

分析プロジェクト内データ処理機能における並べ替え

例えば行の並べ替えにてデータを並べ替える際、列内の欠損値は昇順降順共に最後尾に配置されます。
年齢を昇順に並べ替えた結果は下記の通りです。

名前年齢
A20
B30
D40
C<NA>

また、年齢を降順に並べ替えた結果は下記の通りです。

名前年齢
D40
B30
A20
C<NA>

クイックソート、ビジュアライズ機能における並べ替え

例えば、データのクイックソートを行う際、列内の欠損値は、昇順の場合は最も先頭に、降順の場合は最も最後尾に配置されます。
ビジュアライズ機能における並べ替えも同様です。
年齢を昇順に並べ替えた結果は下記の通りです。

名前年齢
C<NA>
A20
B30
D40

また、年齢を降順に並べ替えた結果は下記の通りです。

名前年齢
D40
B30
A20
C<NA>